ビリー英会話クラブ
英語を学ぶ上で知っておきたいこと
英会話講師の現状
地方の日本人の英会話講師の殆どは何の資格もなしに教えています。また資格があっても英検やTOEIC程度です。これでは英語を的確に教えて生徒の英語力を伸ばす事は非常に困難です。なぜなら、このような資格は学校の先生に要求される教職免許とは違い、生徒の指導に関しては何も学ばないからです。また現在、就職先においてもこのような資格はあまり重要視されていません。それはこれらの資格は話す事は殆ど関係なく取得できるからです。よってたとえ英検1級やTOEICの高得点を持っていても英語が流暢に話せない人が沢山います。実際、大手企業とくに海外のIT企業などではこれらの資格の有無は全く関係ありません。大切なのは自分の考えをいかに英語で表現できるかです。面接でもそこを重要視されます。
またネイティブの英語講師ならどうでしょう？こちらも同様で英語の指導経験がなくては的確に教えることは無理です。ネイティブの先生に教えてもらっていて英語の質問をしても自分の思っているような答えが返ってこなかった経験はないですか？あるいは質問してもその質問は話す事には関係ないからもっと話す事に重点をおいて、いらない事は気にしなくていいと言われたことはないですが？日本の英語学習者は他の国々の人と比べてかなりまじめです。分からない事はそのままにしたくないのが日本人のいいところです。ただネイティブの英語の先生にとって分かりきった質問を受けると非常に説明が困難になり、時にはごまかしてしまうこともあります。逆に皆さんが日本語の先生で外国人の生徒に助詞の“私が”と“私は”の違いを聞かれているのと同様です。分かっていても的確におしえられませんよね？
それと英会話学校を選ぶときのコツですが、学校また先生の質の下調べはとても重要です。語学の指導経験のない先生やネイティブであっても英語しか話せない先生には語学の勉強の仕方を教えることはまず不可能です。
アメリカ英語と他の英語の違い
英語ならどこの国の英語でもいいからと思って学んでいる方が沢山います。それはそれでも構いませんが現在、日本を含め海外ではアメリカ英語が主体となっています。アメリカの政治経済または娯楽、スポーツを含めアメリカが世界をリードしている現状を考えると英語もアメリカ英語が主体となっています。日本のテレビで観られる英語の洋画、海外ドラマなどをみてもお分かりだと思いますが、9割以上がアメリカ英語です。例えば欧州やオセアニアでも英語圏のところもありますが、これらの英語とアメリカ英語を比べると発音、文法、単語などかなり違ってきます。特に一般会話でははっきり違いができています。発音ではWaterはアメリカ英語ではウオラというように発音しますが、イギリスではウオタァというように発音します。またアメリカ英語ではDo you have a pen?と言いますがイギリスではHave you a pen?といいます。単語も男性用のズボンはアメリカではPantsといいますがイギリスではTrousersといいます。分かり易く言うと、アメリカ英語が日本語の東京弁とするとイギリス英語は大阪弁そしてオーストラリア英語は東北弁のような感じです。もしニュージーランドなどに留学予定などがある方はそちらの英語を学ぶのもいいとは思いますがそうでなければアメリカ英語がお勧めです。ただ、日本の現状ではアメリカ人の先生は非常に少ないのです。なぜなら日本よりもアメリカの方が生活も裕福だから、日本に来て英語を教えてもアメリカ人にとって、あまり魅力がないのです。